『寄生獣 セイの格率』 18話:田村玲子の退場は、よく描けていた

アニメ寄生獣は、物語前半の鍵となる人物、田村玲子が死を迎えました。

放送期間としてはすでに3/4を追えていると思われますので前半というのも変な話ですが、彼女が放った二つのテーマのうち、一つのテーマが描き終わったことを以て前半というのはあながちおかしな事でも無いように思えます。

彼女はその登場のごく初期に、後に物語の根幹となるテーマへと育つ重要な事を話しました。教師田宮涼子として赴任してきた彼女は新一を呼び出し、Aと呼ばれる人物と三者で話をします。その席で彼女はAとセックスをしたこと、その結果身ごもったこと、そして、その赤ん坊は間違いなく人間であることを上げて、新一の前で自ら問います。

繁殖すら出来ない我々は何者なのか、と。

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ローリング・ガールズはどこへ転がる?

最近、アニメや漫画、小説について書くのが難しいなぁと思うようになっていました。

思ったままをそのままたたきつけるように書くのも手かも知れませんが、どうもそういう気になりません。一方で、何かを書かなきゃと思いつつ、あっさりその時期を逃してしまった作品もたくさんあります。『スペース・ダンディ』しかり、『有頂天家族』しかり。現在進行形で『規制獣』もそのひとつです。好きで書いているブログですから、書かないのも自由ですが、なにかこう。なんでしょうね。

さて、ローリング・ガールズ。5話まで見ました。正直、3話を見た時点でものすごく残念な作品に終わるのでは無いかと心配したのですが、それがどうやら杞憂に終わったようで一安心して見ています。

この作品は第一話からしてはちゃめちゃでした。国体は崩壊し、地方同士が小競り合いをし、超能力じみた力を持った代表者同士が決闘し、自警団は宙を舞い、市民はのんびり暮らしています。これだけ市民の生活が安定しているなら自警団要らないだろう!というツッコミは横に置くとして、どうやら2話セットらしいこの物語の2話で、ようやく主人公は一つの思いを強く願います。「守られる側から守る側になりたい」。

第3話でぎょっとしたのは、ロード・ムービーの体をとるこの作品で、行き先にコミケ世界を持ってきたことです。外の世界へと延びていく道を進むという、成長を描くには絶好の題材を持ってきながら、アニメ制作者にとっての心地よい身内世界が最初の行き先だったわけで、もう、ほんとに、これがテーマならこの作品はダメだろうと思いましたよ。が、幸いなことにここは終着駅では無く、主人公の道は外へ外へと伸びているようです。

超能力じみた力の根源らしい謎の石を集めつつ、主人公が人と出会うことでどのように成長していくか楽しみにしています。

それはそうと、OPもEDもいいですね。最近は素人ポエムじみた歌詞や、やたらこっているけど聞きにくいメロディのOP、EDが多いですが、ほぼスタンダードと言ってよい名曲を持ってくると、これほど楽しいアニメーションになるのかと感心しています。