『正解するカド』 第5話 発想に驚く

第一話こそ何処に向かうのか不明でしたが、ここに来てどうやら政治・思想アニメかな?と思い始めました。

事実上無限の電気エネルギーを生成する「ワム」。全数を国連管理下に置くよう要求した国連安保理決議に対して、ヤハクィサシュニナは首相に会談を求め、急場をしのぐ秘策を授けます。

「保有するワムは全数国連に渡す。ところで、これがワムの作り方です」

なるほど政治的にOKなわけですが、ここに来て設定のうまさに舌を巻いてしまいました。電気って、大量破壊兵器に直結しないのです。毒ガスや核兵器と違って、大量の人を一挙に殺そうとすると、電気的兵器というのはそれらの人が存在する空間と同程度に大きくならざるをえません。あり得る手段としては殺人ビーム兵器くらいですが、これは国家レベルの開発能力が無いと作り得ない兵器です。そうすると、

「世界のあらゆる所に一斉に大量破壊兵器を手にしたテロリストが現れる」

という話にはなりません。あくまで危険なのは国家ということになります。なので、無尽蔵の電源が与えられると、危険よりも遙に多くの救いが地上にもたらされることになります。

「無尽蔵の電力を供給できる素子、と電力供給素子を無尽蔵に供給できることは違う」

こんな簡単な事でも、気がつくためには怖ろしく自由な発想が必要です。いやー、まったく脚本家はどんな頭をしているのでしょうね。

作品世界ではワムによって一挙に経済構造と貧富の格差が塗り替えられることになります。

「衣食足りて礼節を知る」

が、本当なのか口だけなのか、人類が問われる話になります。ああ、楽しみ!

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About みとっち
とらドラ!と古典部のSSを書いています。

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